代表的な不安・こころの痛み

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診療内容

対象となる代表的なこころの病気

身体症状症(身体表現性障害)

こころの痛み・悩みが原因で、
身体につらい症状が現れることがあります。

 

「吐き気」「痛み」「しびれ」「だるさ」などが現れた時に、最初からメンタルクリニックを受診しようとする方は少ないと思います。身体症状症の患者さんは多くの場合、消化器内科や呼吸器内科、循環器内科、整形外科などを受診し、さまざまな検査をするものの原因が見当たらず、最終的にメンタルクリニックを受診されることが多いです。

一般医療機関に来院する患者さんの約20%が身体症状症ともいわれています。こころと身体はつながっていますので、こころにストレスを感じると身体につらい症状が現れることがあります。「気持ちの問題」で片づけてしまう前に、メンタルクリニックへご相談ください。

身体症状症の症状

身体症状症はいくつかの種類に分類されます。

なかでも身体症状症でお悩みの患者さんが多いです。

身体症状症

下記のような身体に症状が現れているのに、いくら検査をしても病気が見当たらない。

  • 胃が痛い、不快感がある

  • 体がだるい、微熱がつづく

  • 手足がしびれる

  • 身体が痛い

  • めまいを感じる

  • 吐き気、動悸がする

など

患者さんは、つらい症状のために苦しんだり、「何か重大な病気があるのではないか」と強い不安を抱いたりします。

(下記、病気不安症を参照ください)

病気不安症

身体的な病気はない(または軽度)にも関わらず「重い病気である」「病気にかかりそうだ」という不安にとらわれ、恐怖を感じている状態です。「自分は大病を患っている」と考え、何度も医療機関を受診したり、検査をしたりします。

医療機関を受診しても原因が分からないため、強い不安や絶望感を感じたりします。

医師から「何も問題はない」といわれて見放されたように感じたり、不信感や怒りを抱いたりすることもあります。

患者さんは身体症状の原因を突き止めるために、多くの時間やエネルギーを費やしてしまい、生活や仕事にまで影響することがあります。

転換性障害

身体的な原因が見当たらず、下記のような感覚機能の変化や随意運動の症状が現れる場合、心理的要因が原因である場合があります。

  • 力が入らない

  • 皮膚の感覚がおかしい

  • 声が出なくなる

  • 姿勢を保てなくなる

  • 歩けなくなる、立てなくなる

  • 目が見えなくなる

  • 耳が聞こえなくなる

  • においや味がわからなくなる

  • 飲み込みがうまくできなくなる

  • ものに触っても熱い冷たいがわからなくなる

​など

疼痛性障害

心理的要因が原因で「痛み」を感じる場合があります。

痛みは身体のあらゆる部分で生じ、背中・頭部・腹部・胸部が一般的です。

身体症状症の治療

医療機関を巡ったけれど身体に原因が見当たらない場合は、メンタルクリニック受診を検討してみましょう。

それが治療の大きな一歩になります。

薬物療法

基本的に、お薬は使用しないケースが多いです。

疼痛性障害の場合は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や三環系抗うつ薬などの抗うつ薬を使用することがあります。

精神療法

「身体化症状を、患者さんご自身がコントロールする」ことを目標にします。

症状の原因となるようなストレスを理解をしたり、ストレスの対処法を一緒に考えていきます。