診療内容
対象となる代表的なこころの病気
児童・思春期
お子さんのこころの変化を
医学的な視点で診ていきます。
児童・思春期とは、小学校1年生位から中学校3年生位までを指します。
お子さんのお話にじっくりと耳を傾けることを中心に、まずは抱えている不安や心配を軽減することを大切にしています。
また、ご不安に思われている保護者の方のご相談も承っております。
児童・思春期の対象
小学校1年生位から中学校3年生位までの患者さんを対象としています。
児童・思春期に現れやすい症状
お子さんの「こころの変化」が、下記のような症状・行動として現れることがあります。
単に問題行動や症状だけを治そうとしても上手くいかない場合は、精神医学的な面からアプローチすることでスムーズに解決に至る場合があります。
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コミュニケーションがうまくとれない
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一人で同じ遊びばかりしている
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じっとしていられない、落ち着きがない
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気が散りやすい
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パニックを起こしやすい
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「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、「計算する」、「推論する」のいずれかが困難
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まばたき、鼻をならす、咳払い・・・など癖のような症状を繰り返す
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髪の毛を抜く
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喋れなくなった
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「こ、こ、こ、こんにちは」など言葉がつまる(吃音)
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幻が見える・聞こえる(幻覚・妄想)
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引きこもりがち
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学校に行けない
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学校に行こうとすると頭痛や腹痛が起きる
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急にやせた
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自傷行為
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体調は悪いのに、何も病気が見つからない
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眠れない、朝起きれない
など
児童・思春期に現れやすいこころの病気
発達に関する悩み
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広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群)
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注意欠如多動性障害(ADHD)
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学習障害(読字障害、書字表出障害、算数障害など)
など
こころの悩み
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強迫性障害
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不安障害
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パニック障害
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うつ病
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身体症状症
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統合失調症
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摂食障害
など
お子さんの習癖
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睡眠障害
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チック障害、トゥレット障害
など
学校・家庭のお悩み
当院の院長は、福祉センターにて子育て専門相談医、精神保健相談医を行っていた経験があります。
子育ての悩みや家庭のお悩みもお気軽にご相談ください。
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家庭内暴力
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いじめ
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不登校
など
児童・思春期に対する治療
ご家族や学校の先生など周囲の大人に対して拒否的な反応をするお子さんもいるかもしれませんが、そんな時こそ、第三者の立場である医療機関にご相談いただきたいと思います。
お子さんの悩みをしっかり理解します
まずは、お子さんがどんな悩みを抱えているのかを理解することからスタートします。
ご家族や身近な大人には話しにくい悩みも、第三者だからこそ話すことができた、というお子さんもいらっしゃいます。
こころの病気が潜んでいるかどうか、確認します
治療は、カウンセリングや休養、環境調整で改善する場合もあれば、お薬が必要な場合もあります。
お子さんの症状や行動、悩みがこころの病気に よるものなのかどうかを見極め、こころの病気が原因の場合、早期に治療に取り組むことが大切です。成人の精神疾患の経過を調べると、10代までに何らかの症状がみられることが多く、予防的な意味でも児童・思春期までの心の発達・症状に着目することは重要だと考えられています。
保護者のこころのサポートも行います
お子さんの心が不調になると、ご家族のコミュニケーションがうまくいかなくなったり、学校を信頼できなくなってしまったりすることがあり ます。「誰にも相談できない」「どうしたらよいのか分からない」と感じたら、第三者の意見を聞いてみるつもりで、メンタルクリニックへ受診いただければと思っています。医師は中立的な立場でお子さんと保護者のお話を聞きますので、それだけでもご家族の負担が減るかもしれません。